スニーカー流通の混乱はナイキにも影響。来年夏まで入荷キャンセルが発生した店も

アメリカのあるスニーカー小売事業者に、ナイキから注文のキャンセルを伝えるメールが送られたそうです。

つまり、小売事業者がナイキに商品を注文したところナイキ側から注文がキャンセルされたというのです。

ナイキのシューズがクリスマス、いや来年夏まで入荷しない!?(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース
サプライチェーンの混乱がホリデーシーズンのショッピングに打撃を与えるなか、ナイキは少なくとも1店での注文を2022年夏までキャンセルした。

靴が出来上がっても送れない混乱

現在、スニーカーの多くが中国やベトナム、カンボジアといった国で作られています。

新型コロナウィルスの影響で、商品の流通に混乱が起きていると、周囲の輸入業者から話を聞いていました。

靴は出来ているのに、商品を送るコンテナが不足していて、生産国から外に出せない事態が起こっていると言います。

国内の製造メーカーにも影響する

国内のメーカーは大丈夫だと思いがちですが、影響を受ける所も多数あります。

生産自体は日本で行っていても、材料が中国やカンボジアという商品も多いです。

もっというと、1万円以下の靴の場合、アッパー(靴の甲の部分)を海外で作り、それを輸入して組み立てて日本製になっている靴もありますから、そういう製造メーカーでは、仕事になりません。

靴の価格は今後上がる可能性が高い

コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて、廃業をした製造メーカーもいくつかあります。

廃業をしていなくても、機能を呈しているメーカーもあります。

今はまだ頑張っている製造メーカーも、今後素材の調達にコストがかかる様になれば、値段が上がらざるを得ないでしょう。

既に影響は出始めているけれど、外出の機会が減って靴の需要が減っているので何とかなっている部分もあります。

需要が回復してきても、生産能力が低下しているのであれば、値段は自然と上がるでしょう。

輸入業者も、3か月後の価格がどうなるか見通しが立たない状況なので、価格を設定できないと言います。

しばらく値段に影響が出ないからくり

とはいえ、すぐに目に見える値上げが起こらないからくりがあります。

それは、廃業したメーカーなどから、大量の在庫が叩き売られるためです。

メーカーの他、問屋、小売事業者など、大小さまざまな靴に関係する業者が廃業すると、在庫の靴は一山いくらで買い取られ、安い値段で販売されることになるので、しばらくはセール品が多くなったりする可能性もあります。

靴選びの基準の見直しが必要になる

今後、良い靴を作るためにはこれまでよりもコストがかかるようになるでしょう。

手間のかかる良い靴を作っている所ほど、値段を上げなくては作り続けることが難しくなるのではないかと思います。

これまでと同じ値段の靴を買う場合、これまでよりも品質が低い靴を購入することになります。

価格が定まるまでは、値段で靴を見るのではなく

「自分にとって何が大事なのか」

「その大事な要素を持っている靴はどれなのか」

という視点で靴を見る必要がありそうです。

 

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